…あは。本当に怒らせてしまったみたいですね。[兎の心の内を覗く術はなく、ただ感じるのは悍ましい程の怒りと憎しみ>>251。混乱し何かに狂気しているようにも見えるが、其れを推し量る程の余裕はなく] ――――ッ。[突っ込んできた兎>>252の狙いは一点、首のみ。息つく間もない速さだが、我を忘れた怒りが動きを直線的にしていた。辛うじて致命傷を避けるように躱し、彼の後頭部目がけて思い切り手刀を振り下ろす]