[返答もやっぱり揺るぎなくオットーなのだけれど>>253
彼だって村の一員で、彼女の死に心を痛めているのだ。
らしい言葉で向けられた気遣いに、笑みに含んだ苦さは少し引いた。]
いや、ビューティーとは言ってなかったが
……何かが?
[彼のよく回る口から発せられる発言に訂正を入れるのは慣れているが、続いた内容に手が止まった。
小さく笑う整った顔を見つめ、首を傾ける
「オットーは詩的だな」そう納得し、話はそこで終わった。]
12人。
そうか、少ないな……あれ、
[此処で出会った顔、村に残っている筈の人達
合わせても一人、足りない。レジーナを含めはしないだろう。
そういえば、あれは兄の発言の時か何処かですれ違ったか
気にする余裕が中々持てなかったが、見知らぬ姿を見たような?
──その姿は、どこか見覚えがあったような?]