[ 海賊船の生活に慣れた頃。 テオドールと二人だけの時に。 恐る恐る、尋ねてみたことがあった。] ……ねえ、テオは アースガルドの人間が、あまり好きじゃないって聞いたわ。 それなのに、私によくしてくれるのは…どうして?[ 時々どこか苦しそうな瞳で、でも面白くって、私が色々失敗しても気にせずに、かまってくれる彼のことが。>>237勝手に、“ テオ ”と愛称で呼んで子猫が懐くように、大好きになっていたから。本当は嫌われていたらどうしようと、勇気を振り絞ったのだ。]