[自在に蠢く五線譜はアヴェの身体を叩き、締め上げ、嬲ろうと――それでも、属性の壁は大きかった]っ!![一本の茨が連音の腕に当たるアコーディオンから手が離れ、演奏が止めば、黄金の五線譜もたちまち姿を消して痛む腕を擦りつつ、負けてられないと再び合奏曲《アンサンブル》を開演しようとアコーディオンへ手をかけ直した**]