[首を掴んでいたコンラートから腕を離せば、おや、と目を細める。]ありゃ、まあ。俺の前だと随分固いんじゃないの?[アルバーニの家に出入りしたことは何度かあったが。十年前にすれ違っており>>248、赤毛の少年が薄々と勘付いていることには気付くもせず。]あれ? 憶えがないな……。[小さく呟く。]ま、どっちでもいいや。アルバーニくんが将来有望なのは違いないし![肩を大きく叩いて、ひらりと片手を振る。 少し。僅かだけ顔に影が差したのは、シャンデリアの反射だっただろうか。*]