― 羊飼いの娘とならず者、を見守る神父 ―
[ゲルトが怪我をしたと知った時
悔やんだ者、心配した者数知れずであったろう
幼馴染の1人である彼が視力をほとんど失った、と聞いて
多分一番気に病んでいるのは妹だろうな、と思った
教会に通い。1人祈る様子を見て>>147殊更に
そんな折、ディーターがカタリナを元気づけるのを聞いて
彼らしいな、と微笑ましくもなった
ディーターは兄貴分という言葉がぴったりだ
正義感と言っても良いだろう。風来坊みたいな物ではあるが
パメラの良き兄であり、塞ぎこむ者がいれば元気づける
その姿はやはり頼れるものであるわけで
カタリナを元気づけるものになったのではないか、と思う
自分では矢張りそうはいかないわけで
ゲルトやディーターの様に揶揄する悪ガキをぶっ飛ばすより
怒鳴り込む悪ガキの親と苦情をねじ込まれたディーターとパメラの親に、神父であったじーさんと共にとりなす役割をしていた]