[ オートメイルに興味を示したミーネに、拒む事なく、説明するヴェルナーの様子を、魔人は柔らかな視線で見つめていた。>>133彼らが森を散策する間は、若葉色の翅に桜の紋の蝶がずっと、その周りを守るように飛び交っている筈だ。そして、兄妹が森を出ようとする時には、蝶は二人の目の前に近づいてくる。 ]