―海域北東:第三艦隊 水雷母艦アストラ―
あはは……
僕は、どうだろう。
[>>244 大きくなったという言葉には僅かに顔を歪める。
領主になるということは、生まれたときから決められていた運命なのだ。
ウェルシュが考えていたよりかは、随分と早くにその役に就いてしまったが。
いずれにせよ、自分の力ではない。
身体なんて、以ての他だ。
相変わらず、自分は子供っぽい。
年下だというのに、自分よりもずっと大人びている彼と自分の差は、未だに埋まっていない。
否、広がってしまっているかもしれない。]
夢は、
[瞼の裏に蘇る群青色。]