(にしても、観光って何処に行きたいんだよ。)
『2階か外か1階見るくらいしかねーだろ。』
[だから何処に行きたいのか聞いてるんだっつーの。
しかし、まあここからなら書斎あたりに行けばいいか。
それなりに面白い本があったはずだとそちらへ向かう。]
(にしても、さっきから違和感があるんだよ…なぁ。)
『違和感?』
(こう、皆が……メイドの格好、してる、ような?)
『おうおう、そいつぁー気のせいだ。
お前の頭が可笑しくなったんだろうさ。』
[まじでぶん殴ってやろうかと。
そのまま狼を無視し、書斎の扉を開き目に写ったのは――>>259]