人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


死せる忠臣 クレステッド

― 街道 ―
[レトの両手にて振り下ろされた剣>>260は避けようと思えば避けられたが、あえて籠手の金属部分で受けた。
これほどの兵が最期に繰り出した一撃を、避けるのは勿体無い、と思ったためだ。その思いは伝わることなどあるまいが。

さて、組み伏せたレトに、彼に対する評価を告げる。
淡々と、しかし本心を。]

……レト。貴様と戦えたこと、感謝する。

……まったく、敵ながら優秀な将だ。
百も居ないはずの兵で、こちらは数百の損害を出されてしまった。
しかも大半は取り逃してしまったしな。

その上、一騎討ちで魔法まで使わされたのは本当に久しぶりだ……。
全く、よくやってくれたものだよ。

[レトに対して言う言葉には僅かな口惜しさも滲んでおり。
その言葉が心からの評価なのだということを表していた。]

(262) 2014/09/21(Sun) 23:43:28

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