[自分の手を包む幼馴染の手は大きく、男性らしい太めの指をしていた。掌には剣だこだろうか、硬めの肌が自分の手に触れている。熱心に剣の稽古をしていたのだと再確認すると同時、幼馴染が立派な男性になっていたことを認識した。それを感じた途端、急に気恥ずかしさが現れてくる。少し強張った表情が疑問の色に見えたか、この仕草が何なのかを幼馴染は教えてくれた>>236] …ぜんぶうまくいく、魔法《オマジナイ》…。