[他の見舞い客にも、 繰り返し同じ言葉で自分は平気だと告げた。 その件を切欠に長く平原を離れることになってしまい、 「ほら、ね、大丈夫だっただろ」 「心配かけてごめん」 そう言って彼らと笑い合う機会は失ってしまったけれども。][……そして、現在もまた。]