― 回想:戦場・散会前 ―
……まあ、少しの間ならどうにかなるだろう。
ああ、後。部隊の“誰と”居るかは、アリーセに任せる。それは安心しろ。ただ、飛んで行かねばならない折には、必然私と同行となるのだろうが……。
[>>259任された。やはりこの男も、アリーセが置かれた状況は気にしていたようだ。
封印された竜人……というのは聴かされてはいたが、そもそも自分もこの男も常に“竜”と接する身だ。部隊の一部、今の言葉に視線を逸らした面々よりは、気負いなく受け止められるのもあるのだろうが。
アリーセとコンラートの瞳を、交互に見遣った*]