人狼物語−薔薇の下国

238 奪還試験


助祭 リヒャルト

 民家、ですか。
 ええ、と…

[困ったように首を傾げる。彼のいうことは分かる、理解できる。双頭犬の仔は抱えていてもさほど目立たないものの、自分の背よりもはるかに大きな子はきっとどこへ行っても目立つ。とても目立つ。

けれど教えられてきた神の教えからすると、勝手に人様のうちを借りてしまうのは、些か問題があるように思えて。しかし、借りようと言っているのはまさに神そのものである。自分の中の教えと、目の前の神を見比べて…結局、聖職者たる青年は、こくりと頷いた]

 でも、お礼はちゃんと言わないといけませんね。

[何故か神よりも口うるさいことになっていた]

(262) 2014/08/23(Sat) 22:26:09

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