…あぁ…。
[>>261廊下の血の芳香に男の額には少し皺が寄る。
それはまるで人間が血を厭うかのような反応。―実際は、血の匂いに本能が刺激されているのだが。
隣の相手がオズワルドを撃退したとは思っていない。
冗談めいた言葉には薄く笑って。]
お前な…いくら何でもそれは。
[それ以外に一体何が生えたというのか、という疑問は置いておく。
不意に羽の動きが止まり、摘まむ事が可能になる。
以前、気まぐれにイドを触った時の感触に似ていた。
鳥とはまた違ったその手触りを楽しむように暫く撫でていたか。]
ん。あぁ、そうだ。
…お前も?
[問いかけには頷いてみせ、方向的にはそうだろうと思いながらも確認してみる。]