人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


王国軍部隊長 セルウィン

[疾走する馬の速度に投擲の速度を乗せて、槍が飛んで来る>>256
 馬上にありながら狙いは正確で、胴のどこかには確実に当たる位置。
 盾で防ぐことも考えたが、取り回し出来る軽さを重視した盾では容易に貫かれるだろう]

 はっ!

[大きく横合いに飛んで交わす。
 敵の接近は止まらず、その後も何度も投げ槍が飛ぶ。
 そして]

 来るぞ! 構えろ――!

[号令に続いて、一斉に振り下ろされる敵の槍。
 盾隊は盾を頭上に掲げることで応じるが]

 待て! 止まれ!!

[西側に抜ける気配を感じたセルウィンは、進路を阻むように半歩騎兵の側に踏み出した。
 しかし、馬の勢いの前に身を投げ出すわけにもいかない。
 振り払うような槍の一撃が、右肩の辺りを掠め通り過ぎていった]

(262) 2019/11/03(Sun) 22:47:41

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