これ以上……。[ばさり、月白色が羽ばたく音が、響く] 手間をかけさせるな![軽い上昇の後、影は下へと回り込む。同時、薄墨色の蔦を伸ばして、異形の翼を絡め取った。動きを封じた上で下方から一気に距離を詰め、突きの一撃を"目"へと叩き込む。月白色の刃が、血走ったそれを違う事無く貫いた。*]