− 2階廊下 −[部屋を出ればすぐに階段だ。足の事を考えれば1階が良かったかも知れないが男子たるものこの程度の階段で根を上げるわけにはいかない。手すりを掴めばゆっくりとだが安全に階段を降りられるのだ。行動するときは少し早めに動いた方がいいな、と考えながら扉を開けた向かいの部屋。そこにシスターの姿を見つけて>239思わず足を止めた] あ、フリーデル。 君も夕食か?[レジーナを悼む傍に、シスターの姿も見た気がした。彼女に声を掛ける事も失念していた事を思い出して言い淀む]