人狼物語−薔薇の下国

491 【SF人狼騒動村】Sleeping Silver SheepB〜敵は海賊!だけじゃない〜


【銀羊】副艦長 ガートルード


[ ゲオルグが、テオドールに見えないように
人狼ならではの力で“強行突破“>>17
目論んでいたとは思いもよらず。

彼が手をとってくれた理由が、自分の必死さ故とは
気づかずに、安堵で涙ぐんで。]



   ……はい。死ぬ気で、ついていきます。

   わたしだけでなく、あなた達の命もかかってる。
   足手まといにだけは、なりたくない。


[ 突き放すような言葉に、信用されていないのは分かった。
 胸の奥がツキリと痛んだけど、無理もないと思ったから。
 泣かないように、必死で、こくんと頷いた。

 二人に声を掛ける前に、弟にだけは相談していたから。
 弟も、母艦内では逃亡に手をかそうとしてくれた。

 赤みがかった金髪に、翠緑の瞳をした、“カレル”と名乗った、
 思いつめたような眼差しの“人狼”だった少年を。
 二人が覚えているかどうかは、定かではないが。 ]

(262) 2017/11/25(Sat) 22:39:07

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