ってて……。[それでもまだ立ち上がれるのは、重量級の体と頑強さの賜物か。 意識は一撃喰らったことより、折角のアイリが作った好機を活かせなかったことに向く] これじゃ、足りねえ……。[ぐ、と、熱帯びた立方体の欠片を右手に握る] もっと、硬くて、重くて、なんでもぶっ壊せそうな武器よこせ![無茶苦茶な要求に、だが応える声がある]『しょうちしたぞ みたまをつぐもの』[地精霊の宣と共に、精霊石の欠片はその形を変える――]