人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


団長代理 ソマリ

 我らの勝利は、テオドール・グラムワーグの首を取らずして成り立たぬ。
 かのもの、3年前に、魔境で姿を見せてからものの見事にあの軍を作り上げた。
 取り逃がせばまた繰り返しになる。

 作戦概略は単純だ。テオドール・グラムワーグを自軍奥に誘き寄せ包囲し、戦場で討つ。

 ……魔物相手の戦争とは――戦術上での勝利が戦略上での勝利に直結するものだな。彼の代わりは魔軍の中にはいないと確信している。

 おそらく戦端は夕暮れから夜にかけて開かれ、かの者は余程のことがなければ自軍から出ることはないだろう。……こちらの勝利条件を熟知しているが故に。

(262) 2014/03/29(Sat) 23:31:29

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