[過去の騒ぎから意識を現実に戻すと、冬眠型の兄は夢の穴倉から這い出ていた>>244]
店主が寝てるから客も遠慮して寄り付かないんだろ。
もう何日分の英気がチャージされてるか、俺は数えた事ないからな。
後あにぃ、いちいちるっせえ。
[忘れ物する年でもないし、今更お行儀を説かれた所で如何しろと。
下手打てば母親より母親らしい小言に、片眉顰めてみにぺた君を片腕にした。
これまでの間に、既に表に並ぶパンの点検は完了済みだが。
なちゅらるに自分そっくりの人形を持つ事に対する感覚が麻痺している事に、村の誰かは気づいているだろう。兄が表情筋と絶妙な綱引きしてたのも知らぬが仏]