[見えにくいよう、掌に忍ばせた、小さなナイフ>>3:274
それは――…ディークが、人間か、人狼かを確認する為に。
カシム殺害の 人狼としては、
疑問も残るベルガマスコの死に際。
現場に落ちていた茶系統の毛色から、ディークの人狼の可能性を、
内心で恐怖に近いほど不安に思っていたから。>>154
脳内に“ガルー”を宿す人狼ならではの力と素早さで、
ディークの襟首に手を伸ばして掴みかかり。
避けられなければ、背後の壁に押し付けようとしながら
首筋の頸動脈を違わぬ位置に、
冷たいナイフの切っ先を突きつけよう。]