[それからまた時は過ぎ。] ごめ ん、ディー兄ィ… [湿原近くの葦原で身体の変調に気づき、 急な高熱で集落へ連れ帰られた後。 見舞いに来てくれたディーンにはまず謝罪を紡いだ。 折角の楽しい日がふいになってしまったことと、 彼が自分を責めているのではないかと思ったからだ。] 僕は大丈夫だから。 こんなこと で居 なくなったりしない …から。 一緒にいるって言ったし ね。 まだ、あなたや…… 皆の、いない所になんて行かない よ。