[ それはあまりにも自然な素振りと声かけ>>252で、
あれほど気を張っていたつもりだったのが、その気はすぐに霧散し、呆けた表情を見せてしまう。
第一印象は、粗野な雰囲気をむき出しにして隠しもしない大男。
――苦手なタイプだ。
すぐに先ほど入手したリストのどいつだったかを思い出そうとする。
…………そうだ。ゲオルグ。海賊だ。 ]
ち、近寄るな!! 来るんじゃない!!
[ 人狼だろうがそうでなかろうか、危険なやつだと判断する。
護身銃を構えて威嚇……しているつもりだが、へっぴり腰に震える両腕、etc、etc…では、相手には何の効果もないだろう。
それに気づかないのは、彼自身だけか。 ]*