― 上空 ―[零れ落ちたのは、以前告げた己の名。>>254零れ落ちる拒絶の声>>255と、それと共に上がる刃が向かったのは] ……は。 そう、こなくてはな![己が意思を示し、自らの腕に刃突き立てる様子>>257に浮かぶのは笑み。告死の宣を超え、己を堕とした男がこんなモノに屈しているなど、それだけで影には許し難い。そして、向こうが自らの奪還を望むというならば、こちらが為すべきは一つ、だ]