[昔話を、との言葉>>234には余計な言葉は挟まず、静かに話を聞いた。
深謀遠慮とはコリドラスのためにあるような言葉だ。
彼は感情だけに左右されない。
周囲を注意深く見、自らが為すべきを知り、それを忠実に為す。
それが出来る者はそう多くは無い]
「……チャールズ」
[懐かしき名に極小さく零れる声。
表情こそ変わらないが、声には懐古の色が乗る]
「ふっ、感謝しているとも。
君の深慮のお陰で苦労はせども滞りなくこれまでを
進めることが出来た」
[向けられた恨み言>>235は敢えて受け、笑みを以てコリドラスへと返した]