紹介しよう。 外の国、セドナの皇子、 そしてマチュザレム共和国からの使者 カナン・リリ殿だ。[手を差し出してカナンを檀上に呼ぶ。] 彼はしばらくベルサリス学館で教鞭をとってくれている。 そして、俺の友人だ。[彼の国風の挨拶をするべく、両腕を広げて迎え入れる。わああ、と歓迎するような歓声が、最初は一部から上がり、次第に全体へと広がっていった。]