私は神を信じません。
神よりも、貴方が今、どうしたいのかを知りたい。
……教えてはくれませんか。
そうでなければ、謝ることすらできない。
[彼が己の苦痛を慮ってくれているなど夢にも思わず、ただただバルタザールの苦痛だけを思う。
願い>>4:-52は、ただ一つだけだった。
しかし会話の片隅で、生まれる想い>>4:-80もあった。]
私は……私は貴方に、生きていて欲しかった。
[幸福な未来を望みながら、戦いを強いた。
矛盾した思いは胸に軋む痛みを生み出し、苦しげな声を漏らす。
バルタザールのためと、ギィのためと言いながらも、結局は自身がそうあって欲しかっただけなのだ。
唯一心を傾けた二人に、ただ笑っていて欲しかった。]