……アリーセの事は貰ってく。 多分、文句とか色々あるんだろうけど俺にはアリーセしかいねぇし。 アリーセも……うん、俺だけだと信じてるから。[そっと目を閉じて、すぅ、と一度息を吸い。] 幸せにするとこの身にかけて誓おう。 だから共に在る事を赦して欲しい。[深々と一礼をする。眠る男は気に食わない、恨み言もないわけではない。だがそれでも今はただ愛しい少女《アリーセ》の父親として敬意を表し、暫し黙祷をした。]