ー自室ー[部屋に駆け込むなり、机の引き出しを漁る。長いこと忘れていた。自分が館長であることなんて。]あーもう、お菓子ばっかり!どこにあるのよ一体![一番底の部分に手を伸ばした時、カツンと音がした。羽根ペンを模った、特殊な端末。取り出して、しっかり握りしめる。]やっと見つけた…っ。これがあれば、誰も傷付かずに…[誰がバグかは…だいたい見当が付いている。異邦人…ダーフィトと言っただろうか。きっと彼が最後に会っていた彼女…ユーリエだろう。]