― 修道院跡付近 ―
[ 間髪入れず放たれた二の矢は>>250彼の左の首と肩の隙間を見事に刺し貫いていた。
丁度、エドルファスの剣が食い込んだ傷の上だ。
巻いていた包帯が裂けて、新しい血が流れ出したのが判ったが、それに構いはせず、刺さった矢の鏃をへし折り、ダンクラードの言葉に叫び返す>>251 ]
改めるべき心を、俺は持ってないからな!
[ 散開しながら盟主の一団を追った騎馬隊は、馬上から放たれる精度の高い矢の軌道を避けるに苦心している>>250 ]
『うわっ!』
『うわあっ!!』
[ 砂利に馬脚を取られた一人が避けそこなって射落とされ、それに巻き込まれるように、後続の一人も、落馬する。残る騎馬は九騎 ]