…………、 しろえさん、 ……聞いて。[痛みの感覚すらない。目が、見えない。少しでも気を抜けば、意識をどこかにやってしまいそうだ。それだけはだめだ。それだけはだめだ。必死に意識を繋ぎ止めながら、白枝へ呼びかける。]