[掴み掛からんと伸ばされたシェットラントの腕。刃が深く、深く捩じ込まれる。青白い炎に焦がされて血の色が失われてゆく、浮遊感。 新しい呪文を完成させて、ベリアンは頽れた。まるで自分がしたこととも思えない。]