[先ほど、ナイフを抜くときに内側が斬れたのか。懐から出てきた白い便箋>>0:46が瞬間的に風圧に従って、宙を舞い] …あ……[生まれた一瞬の空白。殴りかかろうとした左手は、幼馴染の肩の上を通過して届かない大事な約束を求めるように伸ばされ――その結果、決定的な隙を作ることとなった]