君は......[>>245一瞬絶句し、溢れるような笑いが口の端からでる。それが納まればすっとその頭を撫でた。] 君は良い子だね。[この子がルージュならば、命を奪われてもしょうがないと思えるほどの衝撃だった。] ディーク、もう一度言うよ、使えるものは何でも使いなさい。君は君の幸せをきちんと追いかけると良い。 それから、身内は大切にすること。君が悲しい思いをしたら悲しむのは誰かな?[きっとそれは兄だろうと。彼の、あの茶会での表情を見ればそんなものわかりきったことだった。]