(それは…… そうしたい、とは思わないかな。 合格したら、願いを叶える力が手に入る、ってだけで。 強制的に叶う、わけじゃないなら。 何か、願いを別の事に使えないかな……って思ったりしてる。)『……さよか。 あんさんの後悔のないように、な。』[シェイの心変わりに、紅苑は安心したような、けれど複雑そうな表情を浮かべた。]