―MAP:G2〜H2付近―[歩哨兵の姿を警戒しつつ、速歩にて先を急ぐ。懐に国許より発行された、一応の手形は用意していたが、なるべくならば使いたくはない。起伏の多い山道を通り、採掘場の入り口が見える場所まで騎馬を進める。――馬上より望むのは、見渡す限り延々と続く、荒廃した茶色い大地だった。]