……そうです。
[>>250練習、と問われて頷いて]
わたくしは、未熟者ゆえ。
初めて成功するまでに、長く時間を要してしまいました。
[なぜ、幾度となく傷つきながらも占いに固執し続けたかまでは語らず、誤魔化すようにそう付け足す。]
占いの内容については、その通りですわ。
名を記した紙に落とした術者の鮮血が透明になれば人間、黒く染まれば人狼……。
……現実的ではないでしょう?血の色が一瞬で変わるなんて。
[改めて言葉にすると、自分でも気味が悪いと苦笑する。
血の色が変わるなんて、自分も人間ではなくなってしまったみたいだ。
実家にいた頃は、当たり前のことだったのに。]