…?どうかした?[玲緒の視線に気付いたのは、のっぺい汁を頂いている時だった。少しとろみのついたお出汁に里芋や牛蒡、蓮根などが入っていて、噛むとお出汁の優しい味が口の中に広がる。。彼女が昨夜の喫茶店で、先刻自分の言いかけた物々交換を考えていた事は知らない。何かシェアするものが残っていたなら差し出せるけど、残っていただろうか。*]