人狼物語−薔薇の下国

516 ルー・ガルー戦記 10 〜ブリュノー救援戦


王国軍軍団長 ナイジェル

― 野営地 ―

[ 司令官自らが偵察に出発した後の野営地には、僅かながら緩んだ空気が漂い始める。

それは、すぐには戦闘が始まる事はないだろう、という予測のせいでもあり、単純にトップが不在であるという緊張感の緩みでもあった。 ]

騎馬兵は各隊持ち回りで周辺の警戒にあたり、必ず休息を交代で取るように徹底しろ。

歩兵隊には食料を優先的に回して食事を先に済ますように。いざ戦闘という時に腹がこなれていない、では、話にならない。

工兵隊の進捗状況は?
投石器の組み上げは急がせておけ。
アレは、王都からも威力が見えるように運用してこそ意味がある。

[ そんな中、ナイジェルはタイガの言葉通り、残された兵達が退屈を感じる暇を与えぬように、指示を飛ばす。
攻城兵器ともなる投石器の存在は、ティルカン連邦軍のみならず、籠城を続ける王都アマンドの守備隊にも誇示するべきとの考えだ。 ]

(259) 2019/02/14(Thu) 00:19:34

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