[本当は知っていた。
…これは表向きの理由。
本当の理由は、同僚とも大切な友人ともつかぬサボリ魔にさえも言えず、口を濁していた>>201
彼の事を“自分より先に警備部に居たから”なんて大雑把な理由で上司と認識した事もあったし、実際指導してくれたのは彼だ。>>200
それでも初っ端タメ口を許してくれたのは
彼の懐の深さか男の大雑把な性格のためか
心の中で“ごめん”と“ありがとう”を少しだけ
ともかく辞める時にも下手に詮索せず見守ってくれた彼の事を好ましい人物だと思っていた
…ま、そんな事言ったこと無いけどな]