[そこで、ようやくローランドの傍らの女性を待たせてしまっていることに気付いて] あ、あの すいません、長々と… ローランドさんに、どうしてもお礼が言いたかったんです。 あ、でも、あの。 私、貴女にも、お話というか、その。 [待たせてしまっていた申し訳なさに表情を曇らせるも、もの言いたげに言い淀んでから]