― オプティモ ―
[ 同時に、その情報がシュビトの解放軍にも届く事も、男は想定していた。
彼等を支持する貴族アレイゼル卿と、王府に与する要衝の地の貴族が首都にも程近い場所で衝突する ]
これを機会と捉えられぬようなら...お前の教育も大したことがない、と笑ってやるからな、ジョーイ。
[ アレイゼル卿に加勢して、オプティモに迫るか、或いは、この戦にいくらかでも王府の戦力が裂かれる隙をついて、首都へと攻め上がるか。
いずれにせよ、解放軍にとって、南から北へ、戦線を押し上げる、その好機となるはずだ* ]