[エトヴァルトの身体を仰け反らせ転倒させたものの、押さえ込むには至らず、呪文を発動させる隙を与えてしまった。] 昔から、 口が達者なんだから![素早い詠唱に、悪態とも賞賛ともつかない声を投げれば、怪しく飛び交う血色の結晶体が命中するたびに熟れた果実めいて弾け、骨に響く衝撃を与える。] イッ つあてててて![痺れるような痛みに動きが止まりかけ、こちらも倒れ込むように前回りの受け身をとった。そのまま、エディの位置を確認。]