[敵陣の偵察は、困難を伴っていた。近づく斥候の多くは忍び寄るブラックドック>>7に襲われた。偵察が可能となったのは、盟主が翼を手に入れた以降。飛竜の練習がてら魔物の駐屯地を空から観察する。飛行性の魔物に襲われることもあったが、都度切り抜けた。足の速い魔物の多くが魔軍本隊と一緒に去ったことと、昼間に限った偵察だったことが幸いしたのだろう。]