人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 ソマリ

[彼ら、解放軍がこの国の主となる未来は不安が大きかった]

 …急進的すぎる民主主義には、余り賛成はできないね。
 封建制に慣れ過ぎた民は変化が唐突すぎると対応できない。

 結界も何れは解き放つ必要はあろう。
 然し天の時と人の和を見計らう事は何よりも重要だ。

[特に民主主義を謳う声が不安の最も足るもの。
ついでに貴族を排除する思想を持つならば、貴族である男は当然ついていけない。
元々、王府転覆を成功させるつもりは無かった。

故に男は解放軍に対する未来図を思い描いていた。
スルジエ始めとした愚鈍な貴族諸侯を潰した後、残る領地の利権などで南島領幾つかの自治を認める事で、適当に濁す形で解放軍や民衆の溜飲を下げさせる。
彼らの熱意や知識、意欲は捨てるには惜しいが、北の民や貴族諸侯は王府転覆までは赦さない。故にそれが相応しい落とし所だろう。

炎が弱すぎとも強すぎとも不可。程好く利用できるならばその未来が最善だ]

(258) 2015/03/13(Fri) 18:51:01

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