な――……ん、で。[微かに、声が零れる。] なんで、神父様は、平気なんですか。 こんなの――…こんな、酷いところを見て。[俯き、僅かに肩を震わせながら、呟く。かつて見た老人の遺体は、まるで眠っているようにも見えた。だが――……“これ”は違う。]