……あの、…………[会澤先生もローズマリーも、やはりそれぞれの事情で試練を受けることにしたのだろうかと。 問おうとして、やめた。][別に、自分が話したからといって、二人が話す必要なんてどこにもない。 言いたくないならそれで構わない。 話してくれるというなら、全力で聞くつもりだけれど。] ……ほんとに、ありがとう。[自分の話を聞いても、引いたり責めたりしなかった。 それどころか、かかるものは優しい言葉で。 少女にとっては、それだけで充分に救われたのだから。]