人狼物語−薔薇の下国

272 グロリアス・マギカ・グラマーティオ-スブ・ロサ


中学三年手芸部 シェイ


 ……あの、…………

[会澤先生もローズマリーも、やはりそれぞれの事情で試練を受けることにしたのだろうかと。

 問おうとして、やめた。]

[別に、自分が話したからといって、二人が話す必要なんてどこにもない。
 言いたくないならそれで構わない。
 話してくれるというなら、全力で聞くつもりだけれど。]

 ……ほんとに、ありがとう。

[自分の話を聞いても、引いたり責めたりしなかった。
 それどころか、かかるものは優しい言葉で。
 少女にとっては、それだけで充分に救われたのだから。]

(258) 2014/11/12(Wed) 00:48:07

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