わかりました。私の方で預かりましょうか。
まあ、暫くはそれどころではないでしょうが…今の内から考えておいて不足はないですからね。
その時は協力することになると思いますのでよろしくお願いします、フォールデンさん。
[アイリ・フォールデンの横に座る彼女の思う事など知る由もない。しかし、彼女が王の間の騒ぎの発端>>32だったように記憶している。まだ静かだった時、彼女の声をきっかけに文書の真偽が問われることになったはず…
私と北の指揮官との会話の途中、少し表情が変わった気がしたので、こう声をかけてみる。]
…何かありましたら聞きますよ?
[何かありそうな気がしたからこそ掛けた声だが、彼女が外部の人間などとは全く思っていないようだ。*]